ミャンマー政府の代表団は、12日、東部カイン州のパアンで、少数民族・カレン族の反政府組織、KNU=カレン民族同盟の幹部らとの和解交渉に臨みました。交渉の結果、政府側とKNUは停戦合意に至り、それぞれが調印書にサインをした後、握手を交わしました。
調印後、政府側は、「政府として、引き続き、KNUと話し合いを続けていく」と述べ、今後も交渉の場を設けていくことを明らかにしました。KNUは、ミャンマー最大の反政府武装組織で、独立と自治権の獲得を求めて60年以上にわたって武装闘争を繰り広げてきました。
ミャンマー政府は、矢継ぎ早に民主化政策を打ち出していますが、経済制裁を科している欧米諸国や国内の民主化勢力は、全ての政治犯の釈放などとともに、少数民族との和解を制裁解除の条件に挙げています。(12日23:51)
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