Friday, January 13, 2012

ミャンマー、カレン民族同盟と停戦合意

ミャンマー、カレン民族同盟と停戦合意
ミャンマー政府は12日、60年以上にわたって対立してきた少数民族・カレン族の反政府組織との停戦合意に調印したことを明らかにしました。

 ミャンマー政府の代表団は、12日、東部カイン州のパアンで、少数民族・カレン族の反政府組織、KNU=カレン民族同盟の幹部らとの和解交渉に臨みました。交渉の結果、政府側とKNUは停戦合意に至り、それぞれが調印書にサインをした後、握手を交わしました。

 調印後、政府側は、「政府として、引き続き、KNUと話し合いを続けていく」と述べ、今後も交渉の場を設けていくことを明らかにしました。KNUは、ミャンマー最大の反政府武装組織で、独立と自治権の獲得を求めて60年以上にわたって武装闘争を繰り広げてきました。

 ミャンマー政府は、矢継ぎ早に民主化政策を打ち出していますが、経済制裁を科している欧米諸国や国内の民主化勢力は、全ての政治犯の釈放などとともに、少数民族との和解を制裁解除の条件に挙げています。(12日23:51)

No comments: